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病気を公表したことを私は激しく後悔した。その後に待つものとは。「編集長コラムVol.2」

  • nagano
  • 1月17日
  • 読了時間: 4分


「順調だった経営2年目、突然の難病で倒れた」


前回、私が自身の病(ジストニア)について書いた第1弾の記事。 公開後、私はこれまでにないほど激しい**「後悔」**に襲われました。


多くの方から、温かい言葉をいただきました。 「大丈夫?」「ゆっくり休んで」「無理しないでね」。


本当に、ありがたい言葉ばかりでした。


でも、当時の私は、その優しさを素直に喜べなかったのです。 それどころか、そんな温かい言葉を投げかけてくれる相手に対して、心の中で壁を作ってしまっていた。


「心配される」ということは、経営者として、一人の男として「頼りない」と思われている証拠なんじゃないか?


そう勝手に変換して、惨めな気持ちになっていたのです。 相手は純粋に心配してくれているだけなのに、それを受け取れないほど、当時の私の心は余裕がなく、変なプライドだけが肥大化していました。


「あんな記事、書かなければよかった」 「今すぐ消して、何事もなかったかのように振る舞うべきじゃないか」


何度もスマホを手に取り、削除ボタンの前で指が止まりました。


それでも今、私がこうして第2弾を書いているのは、それがこのメディア『戦う経営者図鑑』の**「礼儀」**だと信じているからです。




「さらけ出すこと」こそが、唯一の信頼になる

私のメディアに登場する経営者の方々は、自らの「戦い」を魂を込めて語ってくれます。


成功の裏にある泥臭い過去や、人には言えない葛藤。 彼らが本音をさらけ出してくれるのは、そこに共感が生まれ、ひいては**「この人なら信用できる」というビジネスの真理**に繋がるからです。


編集長である私が、自分の「かっこ悪い部分」を隠して、綺麗事だけでメディアを運営していいはずがない。




「行動できない自分」を、もう責めなくていい



世の中、自己啓発本やSNSを開けば「すぐに行動しろ」「誰よりも努力しろ」「行動こそ正解だ」という言葉が溢れています。 もちろん、その通りだと思います。成果を出すには行動しかありません。


でも、病気で強制的に体が止まった私が気づいたのは、もう一つの真実でした。


「悩んで一歩も動けない時間」は、決して無駄ではない。


世の中の「成果主義」という物差しで、動けない自分を「ダメだ」と決めつける必要はありません。 悩んで、迷って、自分の本当の気持ちと向き合う。


その「空白の時間」があるからこそ、次に踏み出す一歩が、自分の本当にやりたいことや、得意なことに繋がっていくのです。


無理にやりたいことを見つける必要もありません。 ただ、「行動しなきゃ」というレッテルを一度外してみる。


その余裕が生まれた時、自然と湧き上がる「やってみたい」という気持ちこそが、本物なのだと思います。




綺麗事と「下心」の両立



正直に言います。 このメディアを広めたい理由には、私の**「下心」**もあります。


私は「採用ブランディング」や「経営者プロデュース」を仕事にしています。この記事を通して、私のビジネスを知ってもらいたい、利益を出したいという願望は、隠しようのない本音です。


ビジネスにおいて、利益を出さないのは無責任です。 大切なのは、「下心」を抱えながらも、同時に「綺麗事」を本気で通し続けること。


社会に価値をもたらし、誰かの情熱に火をつける。その両輪を回してこそ、ビジネスをやる意味がある。 「ただ稼ぐだけ」のビジネスも、「ボランティアのような」ビジネスも、私にはできません。


少しの「綺麗事」と、少しの「下心」。


その両方を抱えて、泥臭く生きていきたい。




人生は、何度も「自分の場所」に立ち返る旅

ジストニアという病気を経験し、私は一度「死」を意識しました。 体が言うことを聞かない感覚は、心が一度死んだのと等しい体験でした。


人は、いつ終わるかわかりません。 だから「後悔しないように生きよう」


なんて事は決して言いません。


どうせそう決めても、私たちは結局サボってしまうし、思い通りにいかない自分に落ち込みます。 それでいいんです。完璧な人間なんていません。


「今を生きなきゃ」という言葉に縛られて、不安になる自分を責めないでください。 不安になってもいい。後悔してもいい。


ただ、その後にまた**「今は一生懸命生きよう」と思える自分の居場所に、何度も立ち返ればいい。** その繰り返しの跡が、あなたの「人生」という結果になっていくのだと思います。




これから出会う、すべての「戦う者」たちへ

私のメディア『戦う経営者図鑑』には、これからはキャラの濃い元アスリートたちが、さらに濃い経営者の元へ突撃していきます。


読んだ人の情熱が燃え上がり、明日からの一歩を踏み出せるような。 昨日までの悔しさや悲しさを、情熱という炎に変えられるような。 そんな場所に育てていきます。


これは、私一人で作るメディアではありません。 インタビューに答えてくださる経営者の方々、そしてこれを読んでくださるあなたと共に、素晴らしい「戦いの記録」を刻んでいきたい。


「戦う経営者図鑑」編集長

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