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【弊社取締役・元世界王者・多田悦子】 AI時代にこそ必要な『泥臭い信頼』と『覚悟』の話

  • nagano
  • 1月17日
  • 読了時間: 7分

更新日:1月18日



レジェンドが取締役になった理由


今回は2025年5月に株式会社アスリート式(当メディア運営会社)の、取締役に就任してくれた多田悦子さんにインタビューを行いました。数多のタイトルを獲得してきたレジェンドが、なぜ弊社に加わってくれたのか。現役時代の苦しかった時の乗り越え方など、ビジネスにも通じる熱い想いを語っていただきました。


インタビュアー;長野憲次



1. 🤝 信頼がなければ仕事はできない。ジョインまでの経緯


左:多田 右:長野 ボクシングモバイルの記事より


長野: まずは、多田さんがアスリート式の取締役になってくれた経緯から聞かせてください。実は最初にお話しした時、一度断られましたよね(笑)。


そこから何度かジャブを打ち続けてようやく就任。どういう気持ちの変化があって受けてくれたんですか?


多田さん: 初めにお話いただいた時にお断りさせてもらったんは、やっぱり長野さんとちゃんとした関係性でお仕事がしたくて、「信頼関係がないとお互いのために良くない」って思ったからなんですよ。まだ信頼がないのにやっても、長野さんにも失礼やしね。


でも、そこからしばらく経って、「ああ、長野さんは本気なんやな」っていうのがすごく伝わってきたんです。私の話もすごく謙虚に聞いてくれるし、根っこの部分、土台が似てるなって感じたんですよ。


長野: 土台が似ている、とは?


多田さん: 長野さんも多分、いろいろ一周したんやと思うんです。色々ろくでもないこともして(笑)、ぐるっと回って「これがいい」って思った人なんやなって直感で感じて。それなら一緒にこれから良くなるものを作りたいと思ったんで、**私から「頭下げてお願いさせてください」**って言いました。


長野:ろくでもないこと(笑)




2. ✨「綺麗事」を通すという覚悟

長野: 就任していただいて半年が経ちました。実際に経営に関わってみてどうですか?


多田さん: あっという間ですね。とにかく。


これから社会は、AIのような効率化と、人の厚みや温かみの二極化が進むと思うんです。経営者たちがAIを使って「人と会いたくない」って思う気持ちも分かるんですよ、大変やから。型にはめたほうが楽やしね。


でも、私は人の温かみの方が大事だと思ってるし、人と触れ合うのが好きなんです。社会として「人が良くなる」っていう事業に関わりたいと思ってます。


長野: この半年で、それを感じてもらえてますか?


多田さん: 感じてますよ。はっきり言うけど、「綺麗事だけじゃ経営できない」のは分かってます。ただ、「綺麗事を綺麗事で通す」って私自身が決めてたんです。


長野: いいですね、その決意。


多田さん: 人を騙したりせず、綺麗事で通したい。もちろん継続するならいろんなことを考えなあかんけど、私は「いいことをしてお金がついてくる」ほうが幸せなんです。お金が欲しいからこれをするんじゃなくて、綺麗事でも通せるようなことをしたいなって。




3. 🎯 自分のためではなく「次」のために稼ぐ



長野: 多田さんのその考え方は、現役時代から通じるものがありますよね。自分がチャンピオンになりたいというだけでなく、女子ボクシング界全体のことを考えていた。


多田さん: そうですね。私、結構変わってるタイプで、他の選手が目立っててもあまり焼きもちを焼かなかったんですよ。むしろ「私より目立ったらええやん、もっと出ろよ」みたいな感じで。


女子ボクシングって当時は教えてもらえる人も環境も少なかったんです。ここでは言えないような理不尽なことだらけでした。でも、それがあったからこそ感謝できる。


長野: 環境が整ってなかったからこそ、感謝できるようになったと。


多田さん: そう。私は現役時代、「1000万プレイヤーになる」って決めたんです。


それはお金が欲しかったわけじゃなくて、私がそれくらい稼いだら「やりたい」って思う人口が増えるかなと思ったから。可愛い後輩が、お金がなくて競技を辞めていくのを見てきたんで、夢がないなと思ったんです。


長野: 自分のためじゃなくて、後に続く人のために稼ぐと決めたんですね。


多田さん: そうです。「1000万稼げるならやるっていう子も出てくるかな」って。


会社も一緒で、関わる人たちやパートナーさんが潤ったら、会社も潤う。人が良くなるのを見るのが、私にとってはすごく魅力的なんです。



4. 🧠 モチベーションに頼るな。「想い」を持て



長野: この記事を読んでいるのはビジネスマンや経営者が多いと思うんですが、やっぱり這い上がっていく気持ちって大事じゃないですか。多田さんは苦しい時、どうやってその気持ちを保ってたんですか?


多田さん: 絶対こうなるっていう想いですね。

モチベーションに頼ってたら何もできまへん。


試合で怪我して10ヶ月リハビリしたことがあるんです。その時、動いたらあかんって言われてたんですけど、一番休める時なのに、地味なトレーニングをずーっとやってたんです。


長野: 一番心が折れそうな時ですよね。


多田さん: モチベーションだけならサボってますよ。

でも、このままサボってたら「腐る」と思ったんです。


誰も見てないところで、着々と地道にやる。「次は絶対にこうなる」っていう想いがあったから、誰が見てなかろうがやれました。


長野: モチベーションに左右されず、覚悟を決めるということですね。


多田さん: そう、想いひとつです。調子がいい時はみんな頑張るじゃないですか。調子が悪い時にしっかり考えたり、変化に対応できるように自分に刺激を入れたりすることが大事やと思います。



5. ⛰️ あえて「イージー」な道を選ばない



長野: 今、仕事やキャリアに悩んでいる若い世代に向けてアドバイスをお願いします。やりたいことが見つからない人も多いと思うんです。


多田さん: まずは、やりたいことを見つけてほしい。そして、「イージーな方(楽な道)」を選んでほしくないですね。


楽な方を選ぶと、後で「苦」が来るから。迷ったら「こっちの方がしんどいな」って思う方をあえて選んでほしい。


長野: あえてしんどい方を。なぜですか?


多田さん:その山を越えた時に、景色が変わるって確信してるからです。


山登りと一緒で、絶景を見る時って登っていくでしょう? 登っている時はしんどくても、頂上の絶景を見たら「綺麗やったな」って、その苦しみがなくなるじゃないですか。


長野: 登りきった人だけが見える景色がありますよね。


多田さん: そう、絶景です。私も走るトレーニングが大嫌いやったけど、そういう気持ちでやってました。


結局、同じことをしていても想いや考え方が違うだけで、結果や人生までも変わっちゃうと思ってます。




6. 🎙️ これからの役割:人の「根っこ」を聞き出したい


長野: 最後に、今後多田さんがインタビュアーとしていろんな社長に話を聞く機会もあると思います。どんなことを聞いてみたいですか?


多田さん: 「なんでこの仕事を選んだんですか?」って聞きたいですね。


その人の考え方とか、あり方がそこに詰まってると思うから。お金を稼ぐことが悪なんじゃなくて、お金の稼ぎ方と使い方が大事やと思うんです。


長野: その人の本質を知りたいと。


多田さん: そうですね。「どんな社会にしていきたいですか?」「どんな想いで会社をやってますか?」っていう、皆さんの夢を聞いていきたいですね。


AI時代だからこそ、そういう人間味のある部分を大事にしていきたいと思ってます。



📝 編集後記

元世界王者としての強さと、人間としての温かさを兼ね備えた多田さん。「綺麗事を綺麗事で通す」「誰も見ていない時こそやる」という言葉は、スポーツだけでなくビジネスの現場でも、強く響く指針ではないでしょうか。


株式会社アスリート式は、こうした熱い想いを持ったメンバーと共に、社会が良くなる事業を作っていきます。


このnoteでは、様々な業界の「戦う経営者」の物語を公開していきます。見逃さないように「フォロー」と「スキ」をしていただけると嬉しいです。


「戦う経営者図鑑」編集長

長野 憲次




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