「3日かかる仕事」を「10分」で終わらせる男。187cmの天才エンジニアが語る、「めんどくさい」を武器にする生存戦略。
- nagano
- 1月17日
- 読了時間: 5分

「僕、本当は何もしたくないんですよ(笑)」
身長187cm。 見上げんばかりの長身を少し丸めながら、少年のような笑顔でそう語るのは、株式会社coroutine代表・**東川諒央(ひがしがわ りょう)**さん。
滋賀県の何もない田舎町で、来る日も来る日もゲームに没頭していたかつての少年は、大人になった今、「AI」という最強の杖を手に入れ、ビジネスの世界で魔法を使い始めています。
「スポーツはしんどいから嫌」と笑う彼が、なぜ今、多くの経営者から熱烈に支持されるのか。
元プロボクサーである私、長野憲次が、その**「圧倒的な効率化」の秘密**と、彼流の仕事論に迫りました。
■ 「3日かかる開発」が、目の前で「10分」で終わった
長野: 東川さん、身長が187㎝って本当に背が高いですね! スポーツがすごくできそう。
東川: よく言われます(笑)。 でも、僕は滋賀の田舎で、ずっとゲームばかりしていたインドア派なので。「しんどいこと」は大嫌いです。
長野: その「しんどいことが嫌い」という性格が、今の開発スタイルに繋がっている気がします。 さっき見せていただいたAIのデモ、衝撃でした。
東川: ああ、アプリ開発のやつですね。 普通ならデザイナーが1日かけてデザインして、エンジニアが2〜3日かけて実装するような作業なんですが……
これ、10分で終わるんですよ。
長野: 3日分の仕事が、たった10分!? 早すぎませんか?
東川: 僕、仕事で「無駄な時間」を過ごすのが死ぬほど嫌なんです。 **「どうすれば楽ができるか?」「どうすれば一瞬で終わるか?」**ばかり考えていたら、こうなりました(笑)。
長野: なるほど(笑)。 でも、経営者からすると、それは最高のパートナーですよ。何ヶ月もかかると思っていたプロジェクトが、東川さんに頼むと一瞬で終わるわけですから。
東川: そう言っていただけると嬉しいですね。 僕の「楽をしたい」という気持ちが結果としてお客さんの「コストダウン」と「スピード」になるなら、それが一番ですから。
■ 「やりたいこと」を探す前に「やりたくないこと」を捨てろ

長野: 東川さんは今、大学の非常勤講師として学生にも教えていらっしゃいますよね。 キャリアに悩む若者に、どんなアドバイスをしているんですか?
東川: 僕はいつも、『やりたいこと』なんて探さなくていい」って言ってます。
その代わりに、こう伝えています。
「『死んでもやりたくないこと』をリストアップして、それを徹底的に排除しろ」
長野: ポジティブな希望ではなく、ネガティブな拒絶を基準にするんですか?
東川: そうです。みんな「希望条件」ばかり見ますが、長く働く上で心を削るのは「嫌なこと」なんです。
「スーツを着たくない」「満員電車に乗りたくない」。 そんな自分の「嫌い」という感情に正直になって、それを弾いていく。
そうやって残った選択肢の中にこそ、自分が無理なく輝ける場所があるんです。
長野: 深いですね……。 それは仕事の発注でも同じかもしれません。「無駄な会議をしたくない」「非効率な運用をしたくない」。そういう「嫌い」を東川さんが排除してくれるから、御社の開発はスムーズなんですね。
東川: そうかもしれないですね。 システム開発でも、最初に**「やりたくないこと(リスクや無駄)」を見抜いて排除します**。だから、手戻りもなくて楽なんですよ。
■ 失敗を知る「先生」だから、背中を預けられる
長野: 今はそうやってスマートに仕事をされていますが、起業当初から順調だったんですか?
東川: いえいえ! 最初は酷いもんでしたよ(苦笑)。 2016年に勢いで起業したものの、最初の4〜5年は失敗続きでした。不利な契約を結んでしまったり、炎上案件に巻き込まれたり……。
「あの頃の僕は、本当に経営が下手くそだったなあ」と思います。
長野: そんな泥臭い時期があったんですね。意外です。
東川: 泥水をすすった経験があるからこそ、今は**「どこに地雷があるか」が分かるんです**。 だから、お客さんのプロジェクトを守ることができる。「そっちに行くと危ないですよ」って、先回りして言えるようになりました。
長野: それは心強いですね。 あと、東川さんは「元・先生」だからか、知識を隠そうとしませんよね。「内製化支援」にも力を入れているとか。
東川: そうなんです。 僕は「ずっと僕にお金を払い続けてください」とは言いません。
むしろ、 「エンジニアがいなくても、御社の社員さんがAIを使って開発できるようにしますよ」 と言って、ノウハウを渡しちゃいます。
長野: えっ、全部教えちゃうんですか?
東川: だってお客さんが自分でできるようになってくれた方が、僕も楽ですし(笑)。 それに、AI時代は「誰もがクリエイターになれる時代」ですから。そのための武器を配るのが、今の僕の楽しみなんです。
■ 未来の「4本の手」を持つパートナー

長野: 最後に、これからのビジョンを教えてください。
東川: 今は**「手でコードを書きながら、口(音声)でAIに別の指示を出す」**という実験をしています。
感覚としては、手が4本ある状態ですね。
長野: 手が4本(笑)。やっぱり規格外ですね。
東川: 1年か2年以内には、音声だけでシステムを動かすのが当たり前になると思います。そんな未来を、面白がってくれる人と一緒に仕事がしたいですね。
長野: 東川さんと話していると、「開発ってこんなに自由でいいんだ」とワクワクしてきます。 今日はありがとうございました!
【編集後記】
「めんどくさい」を極めた結果、誰よりも速く、誰よりも安全な開発手法を手に入れた東川さん。
187cmの頼れる天才エンジニアは、「あ、それならもっと楽な方法ありますよ」と、悪戯っぽい笑顔で、あなたの想像を超える近道を教えてくれるはずです。



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