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90日間の寝たきり生活で見つけた、私の「使命」 #かなえたい夢【編集長コラムVol.3】

  • nagano
  • 1月17日
  • 読了時間: 6分

更新日:1月18日



2026年、新しい年が明けました。 皆様はどのような想いで新年を迎えられたでしょうか。


正直に告白します。 昨年の後半、私は「地獄」を見ていました。


9月ごろから発症した「頸椎ジストニア(痙性斜頸)」。 私の首は意思に反して勝手にねじれ、普通に歩くことや立ち座りができなくなりました。


元プロボクサーとして体力には自信があった私が、天井のシミを見つめるだけの寝たきり生活を90日間も送ることになったのです。


編集長コラムvol.2で書きましたが、当時の私は、病気になったことさえも「何とかして仕事に繋げるきっかけにならないか」と考えていました。


「転んでもただでは起きない」と言えば聞こえはいいですが、実際は、社会から忘れられることへの恐怖と、成功への執着でいっぱいだったのです。


新年の挨拶でこんなことを言うのは不謹慎かもしれません。 しかし、動かない体で天井を見つめながら、私はその「焦り」のさらに奥底にある、自分でも気づかなかった「本音」と向き合っていました。


今日は、地獄の縁から這い上がってきた私が今だからこそ語れる、これからの「戦う経営者図鑑」、そして私の人生を懸けた「#かなえたい夢」についてお話しします。



リングの上は、いつだって一人だ


経営者は社員の前では強く、賢く、頼れるリーダーとして振る舞っています。


しかし、その背中にはどれほどの重圧がかかっているのでしょうか。


資金繰りのプレッシャー。 変化する市場への対応。 誰にも相談できない決断。


彼らは華やかなようで、裏では見えない重圧とたった一人で対峙しています。


病床の私は、自分の体の自由が利かない恐怖の中で、ふと彼らの顔を思い出しました。


「ああ、経営者というのは、リングの上のボクサーと同じだ」


観客が沸き立ち、スポットライトを浴びていても、殴り合う痛みを知っているのは自分だけ。 セコンドがいても、最後に拳を振るい、責任を取るのは自分一人。


その凄まじい「孤独」。


私が自分の「弱さ」をあえてさらけ出したかった本当の理由。 それは、話題作りなんかではありません。


「私もあなたと同じように、傷だらけになりながら戦っています」


ただその一言を、孤独なリングに立つ経営者たちに伝えたかったからです。




私の夢。 それは、「この国で戦うすべての経営者に、最強の『セコンド』をつけること」です。


ボクシングは一人で戦うスポーツですが、一人では決して勝てません。


インターバルで傷の手当をし、水を飲ませ、冷静な戦術を授け、「お前ならまだやれる」と背中を叩いて送り出す「セコンド」の存在が不可欠です。


しかし、日本の中小企業の社長の多くは、その重圧を一人で抱え込み、時に体を壊し、心をすり減らして戦っています。


そんな皆様の心と体を守りたい。 だからこそ、私たち「株式会社アスリート式」が存在します。


一度は競技人生を終えた元チャンピオンや一流アスリートたち。 彼らは「極限のプレッシャー」や「体のメンテナンス」を知り尽くしたプロフェッショナルです。


そんな彼らが、今度はビジネスというリングで戦う経営者の「心と体」を支える伴走者(セコンド)となる。


「かつての戦士」が「今の戦士」を支える循環をつくること。


これは決して「絵空事」ではありません。 実はこれまで知り合いのみにクローズドで提供してきましたが、すでに私たちが事業として展開し、経営者を支えている現実のサービスです。



なぜ、「メディア」が必要なのか?

経営者の戦いは、あまりにも周囲から見えにくく、その努力や苦悩はなかなか理解されません。あえてそれを自分自身で発信することを好まない経営者が多いのも事実です。


だからこそ、この「戦う経営者図鑑」というメディアが必要不可欠なのです。


まず取材という形で膝を突き合わせ、「その決断、凄まじかったですね」「よく耐え抜かれましたね」と、その戦いの歴史を共有する。


そうして記事という形で世の中に「可視化」し、「闘志」が多くの人に届くようにする。


そこから生まれた信頼関係があって初めて、私たちは本当の意味で彼らの「セコンド」としてお役に立てるのです。


取材で「想い」を世に届け、その後にアスリートが「体と心の軸」を整える。 この一連の流れを日本中に広げていくための最大のエンジンこそが、このnoteというメディアなのです。


2025年12月だけで10名の経営者のストーリーを記事にしました。今年中に100名の経営者へインタビューを行い、魂が震える記事を作っていきたいと考えています。



「自分のため」から「誰かのため」へ


世の中には、企業の「未来」にお金を託して応援する「長期投資」という考え方があります。 私はお金の専門家ではありません。


ですが、このメディアを通じて、日本のリーダーたちの「闘志」に投資し続けたいと強く思っています。


「今は苦しいけれど、未来は必ず良くなる」


そう信じて歯を食いしばって立ち上がった経営者の、泥臭くも美しい姿を「図鑑」として世に残すこと。 それが、次の誰かの「立ち上がる勇気」になると信じているからです。


昨年、私は首が動かなくなり、一度は心を折られました。 「もう戦えないかもしれない」と泣いた夜もありました。

症状は定期的な治療によって抑えられるけど、完治しない可能性が高い病気であるとも言われました。


でも、こうしてまたパソコンに向かい、皆様にメッセージを届けることができています。


一度倒れた人間は強い。 今は胸を張ってそう言えます。


かつて私が抱いた「会社を大きくしたい」という自分のための野心は、今、「日本中を元気にするために」という「志」へと進化しました。


2026年、戦う経営者図鑑はさらに攻めます。


私の夢は、この国で戦うすべてのリーダーが、孤独にならず、何度でも立ち上がれる世界を作ることです。


さあ、ゴングは鳴りました。 今年も共に、戦い抜きましょう。


追伸: 私の夢の第一歩として、今月から、元ボクシングチャンピオンによる経営者インタビューの連載がいよいよスタートします。 リングの王者が、ビジネスの王者にどう切り込むのか。どうぞご期待ください。


【プロフィール】


長野 憲次(ながの けんじ)

株式会社アスリート式 代表取締役 / 戦う経営者図鑑編集長 /元プロボクサー


1984年生まれ。高校卒業後、プロボクサーとしてリングに立つも、頸椎の怪我により引退。 引退後のセカンドキャリアとしてビジネスの世界へ転身し、2024年に株式会社アスリート式を設立。「アスリートの知見をビジネスへ」をテーマに、元王者やトップアスリートと企業の架け橋となる事業を展開する。

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